アコースティックギター Headway TF-1000が近々嫁に行く可能性ありということでピックアップ関係の配線を変更した。
今まではマグネットPU Takamine Tri-axのパッシブ出力に可変抵抗を付けたものとコンタクトピエゾの啓陽 PS-700を並列で繋いでPS-700用のプリに入れてモノラルアウトしてた訳なんだけど、もともとこれは暫定処理扱いで最終的には本体で各PUのボリュームとEQを調整できるようにするつもりだった。
がアコギ使うライブの予定も無く、ぶっちゃけ1年以上ケースに入ったまま、な状態も可哀想なので嫁ぐ計画が出てきた。
さすがに自分が使うならともかく人が使うギターに暫定的なシステムで送り出すわけにもいかないので分かりやすいものに変更せねばと色々検討。最初は自分でミキサー回路を組んでオンボードプリ化を考えるも工数的にメンドくさい、ということで単純かつ分かりやすくパラアウトにすることに。
パラアウトにするメリットは各PU出力ごとに色々な調整が可能なこと、デメリットはミキサーか同等機能のプリアンプが必要になりシステムが大きくなること。自分としてはこのデメリットが嫌でやらなかったわけだけど、好みより分かりやすさということで。
で実際の改造作業に入ったわけだけれども、ジャックとPS-700プリアンプの移植までは問題なく進んだ。仮組込後のテストも一発でOKで最終組込みに。ここがアコギシステムの難しいところでジャック兼プリアンプから出てる6本のケーブル(コンタクトPU3本マグネットPU・弦アース・9V電源)をたるませる事無く固定しなくてはいけない、しかもサウンドホールから突っ込んだ片手で。聞いただけで大変な作業だというのが分かっていただけたら幸い。
そう、ここが大変だったと言いたかっただけ(笑)
で苦労して改造して出てきた音は、前システムよりいい音。当り前って言えば当り前なんだけど。
Tri-ax本体でアクティブ使えるようになったし可変抵抗によるロスもないし。
パラアウトってことで基本はステレオYケーブル使用だけど、モノケーブルでも奥まで挿せばTri-axのみ、最初のカチッまで指せばPS-700のみの出力も可能。
PS-700等のコンタクトPUはトップの振動を直に拾う関係上ボディヒットを拾える反面、不用意な音が出ないよう演奏に気を使うから普通のプレイスタイルならTri-axだけで十分だし。
このアコギ用に考えてたマグネットPUの変更と不可視化とかオンボードプリの改造計画もとりあえずこれでお蔵入り。というか2度とアコギの改造はやりたくない、今のところだけど。
次に買うとなったらちゃんと組み込んであるTaylor 314CEとか買います。これだと使用ユーザ多いのが欠点、っつうかその前に買う金無いけど・・・。