主にギターと音楽の話、たまにPCやIT関係も

軽量マルチエフェクター検討

前投稿の最後に書いた小型マルチ1台だけ持ち歩くパターンの対象マルチを調べたので自分用メモとして残しておく。

 

個人的にマルチエフェクターに求めるもの

必須
・フットスイッチ数が3つ以上(外部拡張でも可)
・タップテンポ
・本体での操作性
・立って弾いたときにもある程度視認できるディスプレイとUI
・適当な設定でもそこそこの音になる

出来れば欲しい
・自宅練習単体利用、持ち出し単体利用、ボード組込みしてコンパクト併用、に対応したい
・同時エフェクト数が多い
・エフェクトチェーンの自由度が高い(リバーブ2つ置いて切り替え可能など)
・Expペダル(外部拡張でも可)
・パッチチェンジ時に空間系がトレイル・スピルオーバーして残る(音切れ対策)
・フットスイッチでパッチチェンジだけでなく単体エフェクトオンオフも可能(音切れ対策)
・PC編集機能

自宅練習用途だと
・キャビシミュ(IRファイルはまだ持ってないのでIRロードは無くても可)
・ヘッドフォン出力
・ダウンチューニング曲練習用にピッチシフター
・AUX・USB・Bluetoothなどでの音源再生があればベター
・ドラムマシンもあればベター

持ち出し用途だと
・重さ2kg以下(軽いほどベター) ※今回の最重要項目
・ギターケースのポケットに入るサイズ(長辺が300mm以下)※今回の重要項目
・キャビシミュのオフ機能、オンオフ同時出力
・スマホ編集機能

将来的にコンパクト併用するなら
・パワーサプライでの電源供給も可能
・センドリターンがあればベター

 

リスト
個人的評価 製品 重量 Expペダル 電源 価格
× BOSS ME-25 1900g DC9V, 乾電池 中古10000
× BOSS ME-30 1500g DC9V, 乾電池 中古4000
BOSS MS-3 1100g DC9V 45000
BOSS GT-1 1300g DC9V, 乾電池 22000
× BOSS GX-10 2200g DC9V 55000
BOSS GT-1000 CORE 920g DC9V 670mA 75000
× ZOOM G1 FOUR 340g × DC9V, 乾電池 10000
× ZOOM G1X FOUR 610g DC9V, 乾電池 15000
ZOOM G2 FOUR 707g DC9V, USB 12500
ZOOM G2X FOUR 951g DC9V, USB 16000
ZOOM G3 1200g DC9V, 乾電池 中古6000
ZOOM G3X 1600g DC9V, 乾電池 中古8000
ZOOM G3n 1280g DC9V 中古10000
ZOOM G3nX 1840g DC9V 中古12000
ZOOM MS-50G 350g × DC9V, USB, 乾電池 中古8000
ZOOM MS-50G+ 350g × DC9V, USB, 乾電池 12000
LINE6 HX Stomp 790g DC9V 1A 90000
LINE6 POD Express Guitar 350g × DC9V, 乾電池 27000
LINE6 POD Express Black 350g × DC9V, 乾電池 27000
LINE6 POD HD Desktop 1600g DC9V 中古15000
IK MULTIMEDIA TONEX Pedal 906g DC9V 65000
IK MULTIMEDIA TONEX ONE 160g × DC9V, USB 30000
IK MULTIMEDIA TONEX Plug 70g × 内蔵充電池, USB 27000
HEADRUSH Flex Prime 1600g DC12V 75000
HEADRUSH MX5 1600g DC12V 中古30000
Neural DSP Nano Cortex 620g DC9-12V 90000
Neunaber Audio Effects ELEVATE 1200g DC9-12V 90000
中華
× AUDOTA AME-200 725g DC9V アリエク15000
× AUDOTA AME-200 Pro 1145g DC9V アリエク20000
× DONNER Arena2000 1320g DC9V 26000
× FLAMMA FX150 1350g DC9V 50000
HOTONE Ampero Mini 529g DC9V 30000
HOTONE Ampero ONE 1200g DC9V 60000
HOTONE Ampero II Stomp 1050g DC9-18V 80000
HOTONE Ampero II Stage 1895g DC9-18V 90000
MOOER GE150 Plus 926g DC9V 25000
MOOER GE150 Pro 1100g DC9V 27000
MOOER GE200 1400g DC9V 30000
M-Vave MK-20 800g 内蔵充電池, USB アリエク20000
× M-Vave MK-300 1500g 内蔵充電池, USB アリエク25000
× M-Vave KPT PRO 644g 内蔵充電池, USB アリエク15000
× M-Vave Pocket Amp 120g × 内蔵充電池, USB アリエク7000
NUX MG-400 920g DC9V 26000
× NUX MG-30 1500g DC9V 36000
× SONICAKE Matribox II 1540g DC9V 28000
× SONICAKE Pocket Master 194g × 内蔵充電池, USB 9000
× VALETON GP-200JR 1550g DC9V 50000
VALETON GP-5 250g × DC9V, USB 12000
現在利用中の遺産
VOX ToneLab ST 1.6kg DC12V 中古5000

※個人的評価に関しては音・サイズ・重さの総合的判断
※Expペダル 〇:本体にペダルあり、△:外部ペダル可、×:未対応、MIDI経由は考慮しない

 

総評

Youtubeで聞く感じでは、アンプのみの音という意味ではやはりというかLINE6が好みかも(初期PODユーザーなので)。
TONEXも悪くないがPCでAmpliTube使っているのでそのハードウェア制限版的なのは選択しづらい。

中華マルチも色々聞いたけど全体的な音の印象は安っぽくて加工感が強い気がする。
良くも悪くも今風というか、作り込めば最終的にそれなりの音にはなりそうではある。
オケに合わせてしまえば悪くないけど、素の音で弾いてテンション上がる音かといえば否かな。
長く使う前提だと古い機種のサポート面では不安あり(公式サイトに現行機種しか載ってないとかザラ)。
リセールバリューは悪い。
中華マルチの中でもHOTONEは頭一つ抜けてる気がするけどその分高い。

 

現時点の候補

LINE6 HX Stomp
音の好みと要望すべてクリアしている意味では定番のコレなんだけど(多機能を使いこなせるかは別問題)、やや予算オーバーだしユーザー数が多いのと、古い+次モデルが見えている(といっても数年先)ので時期が悪い。
ヤフオク等で安く入手できれば。

LINE6 POD Express Guitar
350gでこのサウンドなら素晴らしいが、将来的にHX Stompもしくは後継機種に移行するなら同系統の音なので難しいところ。
最近は(というか一人で弾いてるときは)ハイゲイン傾向なのでハイゲインアンプ数を考えればBlackだが、ディレイとリバーブが排他のBlackよりは、コンプ無くてもディレイとリバーブが分れているGuitarの方が使い勝手は良いはず。
廉価版+シンプル操作が売りだから仕方ないがアンプモデルとエフェクトの選択肢が少ないのがネック。もしこれらの差し替えが自由に出来れば即決だった。

ZOOM G2 FOUR/G2X FOUR
昔ほどではないがZOOMっぽい軽い薄いレンジ狭い歪みで良くも悪くも中華マルチとほぼ同じ印象かむしろ負けてるかも。
本体の軽さとフットスイッチの多さは魅力的なので音は我慢できるかもしれないが、最大エフェクト数が6と少ない(アンプ・タップテンポ・ドラムマシン・ルーパーも1エフェクト扱い)のはマイナス。
旧世代だがディスプレイが3つに分かれているG3/G3n系の方が演奏中は見やすそうだが重いのがネック。

HOTONE Ampero Mini
中華マルチなら音・重さ・サイズ感で総合的にこれ。フットスイッチが2→3で、もう少し安ければ。

BOSS GT-1000 CORE
HX Stompの対抗機種?使いやすそうではあるが使いたいBOSSエフェクトがあるわけでもないので積極的に選びはしないかな。

所有品

ZOOM MS-50G+
コンパクト並べるパターンでの空間系候補もしくは不足エフェクト補完で購入したが、立って弾くとディスプレイがほぼ見えなかったのでお蔵入り。さらにヘッドホン未対応、アプリがiPhone・iPadのみ+有料、常時約2msのレイテンシーあり、なのも俺には合わなかった。

VOX ToneLab ST
真空管搭載だが意味あるのかは不明。
アンプの歪みは全体的に悪くないが、キャビシミュはEQかけてるだけ?でさすがに時代遅れ。
ペダル・空間系に関してはおもちゃ~初心者向けレベル。ワウはさすがに比較的マシだが。
シンプル操作タイプなのは良いがペダル・空間系のパラメーターが最小限しかなく少なすぎる。PC繋いでも隠しパラメーターなどは存在しない。
パッチチェンジ時に音切れするのは仕方ないが、モジュレーション系が一瞬変になる時がある。

次シリーズのStompLab以降にVOX名義のマルチが出て無いのを見れば、市場評価も悪かったのかなと。

コメント

  1. Commenter: shimatch
    2025/11/25 19:18

    凄いリスト・・

    僕がこれ作ってたらその時間給で
    マルチ買えてしまう

    2キロ以下はきついだろうと思ったら
    意外にみんな軽いんだね。

    Neunaberの奴は5~6万なら手が出そう。
    メーカー知らないとただのチープなマルチに見えるけど
    音はちゃんとしてるだろうから
    どういう機能があるか見てないけど、試したくなる。

    すべてをこなすマルチか空間系とそのほかの
    切り替え(センドリターン)が出来るマルチで考えてしまうと、
    今はまだ後者で歪みは単体Stompでってなるかな。
    ヨボヨボになったらヴァイ監修のミニアンプ(spark)でも
    いいやと思ってしまうくらい、扱いやすそうな音だった。
    ピンポイントの音しか出ないけど・・
    多彩な音、機能があっても結局僕の場合は使うのは1つか2つだし。

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