自作コンポーネント 3号機 (USACG) WST-140MHT
売り出し中!欲しい人いればメールかコメントください。
Manufacture : WiseStudio
Model : WST-140MHT 2009年9月製
Body : USA Custom Guitars製 1piece Light Weight Swamp Ash, Oil Finish
Neck/Fingarhoard : USA Custom Guitars製 1piece Quartersawn(柾目) Maple, ラージヘッド, 0.900インチ Cシェイプ, 6105タイプ ステンレスフレット, ツバ出し22F, Long-Scale, 300R, Oil Finish, TUSQナット
P.U. : Fender Samarium Cobalt Noiseless (SCN) Strat Pickup
Bridge : Hipshot Fixed .125 Guitar Bridge Chrome
Finish : Oil Finish
Mashine Head : Gotoh SGS510X HAPM
アームの必要性を感じなくなったため自作コンポ2号機を売りハードテイル(トレモロレス)のストラトを作ることに。
コンセプトはワンピースボディ・ワンピースネックで木の鳴りを重視した見た目渋めのストラト。ただしヴィンテージ風なトラディショナルスタイルではなく3Sながらモダンな仕様にして高プレイアビリティとノイズレスサウンドに。
音はカッチリした感がありストラトの良い意味でのルーズさはなく、テレキャスに近い感じです。
ストラトの音の特徴はシンクロトレモロのバネ鳴りとペグの軽さからくる倍音の多さと考えると、このギターはストラトの音はしなくてあたりまえなんですが。
SCNピックアップ、ノイズレスはパーフェクトですが音はやはり少し違和感あり。
詳細は↓
購入リスト
| USACG | |
| ボディ: S-Body, 1 piece Light Weight Swanp Ash, トップルート(ピックガードスタイル), SSH pickups, ヒップショットハードテイルブリッジ, サイドジャック | $285 | 
| ネック: 1 piece Quartersawn(柾目) Maple, ラージヘッド, 0.900インチ Cシェイプ, 6105タイプ ステンレスフレット ツバ出し22フレット, 300R, 黒スモールドット, ナット幅11/16インチ, ロールエッジ | $238 | 
| 送料 | $65 | 
| 計(レート 1$=\96.92) | $588=\56815 | 
| 地方消費税・手数料 | \1500 | 
| Guitar Parts Resource | |
| ブリッジ・ピックガード等パーツ各種(レート 1$=\97.06) | $183.71=\17831 | 
| eBay | |
| Fender amarium Cobalt Noiseless Strat Pickups set Black(レート 1$=\97.27) | $127.4=\12392 | 
| ヤフオク | |
| KTS チタンブリッジ PR-17 | \11880 | 
| クライオ処理スムーステーパーフィルター 250キロ用 | \1480 | 
| TUSQ PT-5010 ストラト用溝切済ナット | \840×2 | 
| 塗装関係 ネット通販など | |
| リボス カルデット/タヤエクステリア オイルフィニッシュ用オイル | \2860 | 
| サンディングツール | \1500 | 
| 楽器屋購入 or 手持ちパーツ | |
| CTS カスタム ポット 250k | \1600 | 
| Sonic フルアップトーン(プッシュプル) 500k | |
| クライオ処理 CRL 5wayスイッチ | |
| クライオ処理 スイッチクラフトジャック | |
| クライオ処理 ノーザンエレクトリック ヴィンテージワイアー | |
| ゴトー マグナムロックペグ SGS510X HAPM | |
| ゴトー ロック式ストラップピン Freelock | |
| ヴィンテージオイルコンデンサ SPRAGUE VITAMIN Q 0.047uF 200V 196P | |
| スムーステーパー用抵抗(220k)&コンデンサ(シルバーマイカ250pF) | |
| WBT 銀入りハンダ | |
重量
今後のために各パーツの重量を。
- ボディのみ: 1.8kg
- ネックのみ: 560g
- ピックガード: 125g
- ピックアップx3: 350g
- ブリッジ: 125g
- ペグ: 190g
作業詳細
- 2009/7/10
 USACGにボディーとネックをオーダー。
- 2009/8/14
 USACGからボディーとネック到着。
 写真1, 2, 3, 4
- 2009/8/15
 USACGはFenderライセンスではないためネックの形状が違う。これをやすりで修正。
 ボディでオイルフィニッシュの色合いをテスト。
- 2009/8/20
 ボディーのヒール部加工。スクリューブッシュ用の12mm穴をあけのこやすりで削る。紙やすりとスポンジやすりを使って整形。
 ネック・ボディ全体をスポンジやすりを使いやすりがけ。
- 2009/8/21
 今日からオイルフィニッシュ。今回は濃いめに仕上げる予定なのでオイルサンドしながらカラーを5~6回、クリア数回の予定。カラーはリボス社カルデットの赤系のブラジル、紫茶系ローズウッド、黒系のエボニーを適当にブレンド。
 早速オイルフィニッシュ。1回目はオイルサンドなし。軍手に染み込ませて木目に沿って薄く延ばしていく。20~30分たったらオイルを拭き取る。2号機の時もそうだったのだけど曲線部というか平面以外の部分がムラになる。サンディングの関係もありそうだけど色を重ねていく段階で修正しながらやる予定。
 つかオイルが絨毯にに零れた、しかも大量に。黒い絨毯だし安物だから気にはならないが少しへこむ・・・。
- 2009/8/22
 今日はオイルサンドしながらオイルフィニッシュ(ブレンドカラー)。色が予想より濃くならない。現状だと普通のブラウン。う~ん。
 他にTUSQナット(溝切り済み)の整形。横幅と厚さを調整、高さは後で。
- 2009/8/23
 オイルサンドなしでオイルフィニッシュ。色を濃くしたいので黒系のエボニーを塗る。やはりイマイチ濃くならない、剥がしてやし直すか検討中。
- 2009/8/24-26
 やはり気に入らないので一度オイルフィニッシュを剥がすことに。
 ひたすらサンディング。オイルを深く吸ってるとこがあったり曲面が多いしザグリが邪魔で均一に出来ないのである程度のところで妥協。
- 2009/8/27-28
 再オイルフィニッシュ開始。1回目は黒系エボニー、2回目はブレンドカラー。
 が前よりムラが酷い、、、もう一度やり直し決定。オイル無くなったのでより濃いオイルを注文。
- 2009/8/29-9/11
 忙しので少しずつ塗装剥がし中
- 2009/9/12
 塗装剥がしも終わったのでオイルフィニッシュ開始。今回はオイルをリボスのカルデットからより濃い色の出るタヤエクステリアに変更。カラーはウォルナット。3度目の正直で期待通りの色に。写真
 場所によっては剥がし時のヤスリ傷が残ってるけど気にしないことにします。
- 2009/9/13-15
 オイルフィニッシュの続き。ウォルナットを重ねて行きながら偶数回にはオイルサンド。
- 2009/9/16
 オイルフィニッシュの続き。少し変化を出すためにタヤエクステリアの赤系ブラジルを重ねていく。変化は少ないけど効果はある、と信じたい。
- 2009/9/17
 オイルフィニッシュの続き。今日もボディにブラジル。ボディの終りが近づいてきたのでネックのオイルフィニッシュも開始。ネックはカルデットのクリアだけなので特に問題なし。
- 2009/9/18
 オイルフィニッシュの続き。今日もボディにブラジル。、ネックにクリア。
- 2009/9/19
 オイルフィニッシュに前にドライでサンディングしてみる。タヤエクステリアのウォルナット・ブラジル・カルデットのローズウッドのブレンドオイル+オイルサンドで仕上げに入る。ネックにクリア。
- 2009/9/20
 ボディにブレンドオイル、ネックにクリア。
- 2009/9/21-22
 ボディ・ネック共にクリアを塗ってオイルフィニッシュ終了。1回目と違いは少ないけどツヤが出てるのと少しだけ赤みが出てるの分かるはず。写真
 これから完全硬化と退色に半年かかってどうなるかだけどもう少し濃い方がメイプルネックには合うかな。組み込んで気に入らなかったらもう一度やり直すかも。
- 最終的なオイルフィニッシュ回数
 ボディ: ウォルナット6回、ブラジル3回、ブレンドオイル2回、クリア2回。
 ネック: クリア6回
 今回やってみて思ったけど、オイルフィニッシュで濃い色にするならサンディングがかなり重要な気がする。最初のサンディングは言うまでもなく、塗ってはサンディング(ドライでもオイルでも)でムラ修正の繰り返しがベター。ただこれだとやや艶くらいにはなってしまうのでオイルフィニッシュらしい自然な仕上がりにはならないかも。
 自分の場合オイルフィニッシュも好きだけどそれより自分で出来て安上がりという理由でオイルフィニッシュを選択してるので、ここまで手間がかかると考えてしまう。
 結論としてはオイルフィニッシュは比較的薄めなカラーに向いている。もちろん使うオイルや塗り方にもよると思うので信用はしないように。
- 2009/9/23
 ボディとネックにケン・スミスのワックスを塗る。
- 2009/9/24
 一気に組み込み。3回目となると慣れたもので早い。がペグだけはどうしても曲がる・・・。
 ネックマウントブッシュの深さが合ってなかったので修正しオイル。
 電気系はDGB Studioの3S35をそのまま利用。1Vol、1MaserTone、1Blender。タップも使う予定だったけどとりあえず全ハムで組みました。ブレンダーは2号機から流用のSonicのフルアップトーン(使ってないけどプッシュプル)、他はCTSの残留抵抗少ないカスタムモデルの250k-A。5wayスイッチは流用のクライオ処理CRL。線材はSCNに付いてきたのをメインに適当なやつ。クライオ処理ノーザンエレクトリックも持ってるけどSCNピックアップの特製を知ってからタップ等の回路見直し時に使う予定。
 ちなみに今回はザグリ部分の銅箔シールドはなしにしています。ピックアップの特性を知ってからでも遅くないし塗装やり直す可能性もあるので。
- 2009/9/25
 弦を張って、ナット調整・弦高調整・オクターブチューニングの最終調整をして完成。
 組み込み時間の半分は電気系(回路考えるのと半田作業)、残りの半分が最終調整って感じでした。
 見た目はメイプルネックだとやはり全体的に白い。ラージヘッドとメイプルネックの影響でボディが小さく見えるかな。たぶんここがメイプルネックがあまり好きじゃない理由な気がする。ボディが主張してる方が好み。
 やっぱストラトにハードテイルは少し違和感というか物足りなさがあるようなないような。
 肝心の音はストラトとテレキャスの中間的な感じで、ノイズレスだけど少し軽いかな。ブレンダーは使い道あまりなさそう。
 今後はナットの溝が低く1弦開放を強くアップピッキングすると落ちてしまうのでナット交換が必須。ナット用ヤスリを買うと高いので工房調整も検討。さらにネット-ペグ間の弦鳴りが大きいので要対処。
 あとはロゴデカールをどうするか考えねば。
- 2009/9/27
 弦交換ついでにトーンのコンデンサを0.022uFから同じビタミンQの0.047uFにに変更。フェンダー回路のとおり0.022付けたけど効きが甘く感じたので。
 ツバだし22Fだとネックを外さないとピックガードが外れないのは難点。
- 2009/10/21
 サドルの精度が悪いのか1弦が良く切れるのでを金額的に躊躇していたチタンの奴に交換。ついでにナット調整。ナットはまだまだ調整が必要。
- 2010/1/5
 印刷してたロゴを貼り付け。インクジェットのタトゥー用を使用。ボリュームポットをCTSカスタムA250kからノーマルCTS A250に、トーンポットをCTSカスタムA250kからCTSカスタムB250kに変更。
- 2013/x/x
 ロゴ剥がす。
 ストリングリテイナーを1・2弦に取り付け。
 回路をシンプルな1V1Tに変更。
- 2024/12/x
 10年放置してたので色々とメンテナンス。ワックスを全体的に付与、ブリッジ外してオキシ漬けなど。ネックとピックガードの黄ばみが少し気になるがビンテージ感ということにして放置・先送りの方向。
 フレットの足が少し出ていて(0.05mmくらい?)引っかかるので削る。これは最初の方から気になっていたのだけど、おそらくオイルフィニッシュするときにスポンジヤスリでサンディングしてた関係で少し金属部分が残り、さらに10年たったことで水分が抜けて縮んで余計に気になったと思われる。平型ヤスリで木も一緒に削って再度オイルフィニッシュする覚悟でいたけど、先細り型ダイヤモンド棒ヤスリの細い方で出ている足だけを少し削ることで引っ掛かりがだいぶ軽減することが分かったのでこれで仮対応することに。この方法だと完全除去は難しいが木をほとんど削らないため再オイルは不要だし、また気になるようなら再実施すれば良いだけとお手軽。
 ポッドはガリが出ているがPU交換も考えているので保留中。
- 2025/5/x
 SSH化に合わせてピックガードを交換+コネクタ化、スーパースイッチ・ポット・ジャックを新品交換。該当ブログ記事
 今回は中華製パーツも一部で使ってます。


コメント
USACGで検索してきました。
とても上品なギターが出来てますね。
自分もUSACGにメールを8月16日(日)に出してて8月20日(木)段階で一切の返信がありません;
これって異常でしょうか?;
salesとsupportの両方のアドレスに送ったのですが;
私事で恐縮です。
コメントありがとうございます。
私の場合、前回(3年前)の問い合わせの時は2~3日で返信来ましたが、今回は最初の返信まで2週間程度かかりました。
最初の返信後はスムーズにやりとり出来ましたので、忙しいか人が足りないか、かなと思っています。
待てるようなら少し待ってみてはいかがでしょうか。
お忙しい中、早速のご返答ありがとう御座います。
仰るとおりもうすこし待ってみます。
私事ながら、僕が作ろうと思っているギターも同様にモダンな指向性です。
以前はトラディッショナル一辺倒でしたが、DTMでのレコーディングがメインになりつつあって、
プレイアビリティとノイズの少なさを重要視する方向になりました。
そうするとストラトスタイルでジャンボフレット、SSHないしはHSHって感じで似ていっちゃうでしょうねw
ステンレスのフレットは使ったことがないんですが、どうなんでしょうか?
ロッキングチューナーもシャーラーを使い続けてるんですが、やっぱりゴトーはいいんでしょうかね?
また拝見させていただきます。
ありがとう御座いました。
> sixtysixさん
気長に待ってあげてください。
自作するとなると何にでも使えるギターになる傾向は確かにあるかもしれませんね。
自分なりにこうだといいなという集合だと思いますし。
ステンレスフレットは一般的に言われているように音は固いです。ただ殆ど減りませんしくすまないので音の変化・メンテナンス性・寿命は段違いです。完全に好みが分かれるところですので気軽にオススメしませんが機会があれば試してみてください。
シャーラーのロッキングチューナーは使ったことがありませんので比較できませんが構造はゴトーもシャーラーもほぼ同じですし特に不満が無ければシャーラーで良いと思いますよ。
直接USACGで買おうと思っているのですがどうやって支払いをされましたか?よろしくおねがいします。
前は郵便局から国際送金という方法で行いましたが手間と手数料を考えて今回はクレジッカードで払いました。
カードだと不安あると思いますがスルガ銀行やイーバンク等のVISAデビットが付いてるカードだと残高分しか使えないため最悪の事態に強いと判断してネット用にこれらのカードを使用しています。
参考になれば。
ありがとうございます。郵便局から国際送金するにはどうやってUSACGに伝えましたか?また手数料はどのくらいとられました?よろしくお願いします。
詳しくは下記URLを確認してください。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/kaigai/sokin/kj_tk_kg_sk_index.html
英語では住所宛てがMoney Order、口座宛てがWire Transferと言います。
私は口座宛を利用しましたのでWire Transferで送金を考えてますので口座情報教えてと聞きました。
手数料は700円+12ドルでしたが上のURL見る限り今は違うみたいです。
時間があれば一度郵便局で話してみると良いかもです。
ありがとうございます。USACGのサイト等を見てオーダーを決意したのですが、日本語サイトの仲介料が高く、直接オーダーしたいのですがわからないことがあれば教えていただきたいのですがよろしいでしょうか?よろしくお願いします。
別に構いませんが、USACGに決めているのであればUSACGに聞いた方が間違いないですよ。
ありがとうございます。お恥ずかしいのですが英語力があまりなく、支払いの方法を聞いてもクレジットかペイパルとしか聞けなくて、できれば国際送金を利用したいのでよろしくお願いします。Wiseさんとはメールのほうがいいでしょうか?よろしくお願いします。
私が国際送金したのはだいぶ前のことなのでMoney OrderかWire Transferでの支払は対応可能か、可能なら必要情報教えてと聞いてみてください。
これ以上は突っ込んだ話になるのでメールの方が良いです。
ありがとうございます。よろしくお願いします。